震災による暮らしの変化のなかで、子どもを持つ親の心配や不安はとても大きく、復興とともに暮らしが平穏になりつつあっても、子どもたちの様子の変化は気になるものです。
子どもと接するには、とてもエネルギーが必要で、1日終わる頃にはヘトヘト。疲れを持ち越すと、子どもの行動に対して冷静に対応できないことがありますが、心の充電ができていると、子どもとの関わりも良い方向に生きていきます。親もがまんしすぎず、ほんの短い時間でも、自分のリフレッシュやリラックスのための時間を持つように心がけることは大切なことです。
つらい目にあった子どもたちに対し「なんとかしてあげたい!」と思う気持ちが強ければ強いほど、自分と子供が重なりあってしまうことがあります。子どもも親も自分を取り戻し、自分らしさを認識するためにも、ゆっくりと呼吸をしたり、気持ちを日記に書いたり、心許せる人と話をしてみるなどして、自分をいたわることを心がけましょう。
(unicef「子どもの心に寄り添って」より)