子どもは大切な「宝」

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熊本YMCA学院 校長 中村賢次郎

熊本YMCAは、「子どもの命と権利を守る活動推進協議会」に設立当初から関わらせていただいております。

この協議会は、学校関係者、PTA、行政、警察、市民団体などが一堂に会し、子どもたちを取り巻く環境や問題について、私たちが知るべきこと、行動すべきことなどに取り組んでいます。YMCAとしても、社会教育団体として、様々な活動を通して子どもたちの学びと成長の機会を創り、子どもたちを守る取り組みをしています。

YMCAと聞いて、どんなイメージをお持ちでしょうか?

「子どものころに水泳教室に通った。」「英会話に参加して、海外に行くきっかけとなった。」「子どもの時にキャンプに参加して、学生になったらボランティアリーダーになった。」

そんな方もいるかもしれません。

一方で「YMCAって何だろう?」と、全く知らない方もいるでしょう。

YMCAについて簡単に紹介します。

YMCAは、180年前にイギリスロンドンで生まれ、世界120の国と地域、6,500万人の会員を抱える青少年育成団体です。日本では、教育事業を中心に、国際協力や災害支援、障がい児支援や社会課題に取り組む活動を行っています。

子どもの活動は大きく、熊本だけでも3,000人を超える子どもたちの活動を行っています。

その中でも、「YMCA水泳」は元々子どもたちの命を守る目的から始まっており、水難事故から子どもたちを守るために必要な知識や経験を身に着けます。そしてグループワークを通して仲間づくりも行います。

「YMCAキャンプ」では、自然の中で育む生きる力を、様々な体験学習を通して経験したり、友だちと協力することで乗り越える体験も子どもたちの自己肯定感や自己効力感を高める機会となります。

子どもは私たちにとって「希望」であり、とても大切な「宝」です。

子どもたちの「命」を守り育む。すべての人々が、人と人との出会いや交流、人と自然との共生、そして助け合いや違いを認め合って生きていける社会を願っています。

【熊本YMCAホームページ】https://www.kumamoto-ymca.or.jp/